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Technical Review e-Book 論文要旨

SH-AWD用ダイレクト電磁クラッチの制御技術

Honda R&D Technical Review Vol.17 No.2 収録

要旨

SH-AWDシステムは,四輪への伝達駆動力を連続的に可変制御する4WDシステムで,車両の運動性能を画期的に高めることができる.本システムの主要技術としてダイレクト電磁クラッチがある.それは従来の電磁クラッチに対し制御精度の向上を目的として開発し,リアドライブユニットに搭載されている.
ダイレクト電磁クラッチは,ソレノイドの磁路となる磁性材にエアギャップを設け,そこに生じる吸引力をクラッチ推力に変換する機構であり,従来の電磁クラッチで使用している倍力機構は介在しない.よって直接クラッチに推力が作用するため制御精度が向上する.ただし,クラッチの厚さが変化するのに伴いエアギャップが変化し,ソレノイドの吸引力も変化する.従ってサーチコイルを用いてエアギャップの変化を磁束の変化として捉え,常に適切な吸引力が発生するように電流を補正制御している.また検出精度を向上させる手法を工夫し,より高精度な伝達駆動力の制御を可能としている.

参考文献

(1)國井力也,岩崎明裕,渥美淑弘,森淳:四輪駆動力自在制御システム(SH-AWD)の開発,Honda R & D Technical Review, Vol.16, No.2, p.9-16
(2)鈴木浩一,大葉充,山本貴史,宅野博:乗用車用電子制御4WD システムの開発,自動車技術会学術講演前刷集,No.75-98, p.1-4(1998)
(3)宅野博,酒井俊文,酒井直行,池田暁彦:4WD用新電子制御カップリングの開発,自動車技術会学術講演前刷集,No.75-98, p.5-8(1998)
(4)千葉政道,阿南吾郎:被削性に優れた純鉄系軟磁性材料(ELCH2S),R&D神戸製鋼技報,Vol.54, No.1, p.117(2004)
(5)岩崎明裕,國井力也:ダイレクト電磁クラッチの要素技術,自動車技術会学術講演前刷集,No.07-05, p.23-28(2005)

著者(所属)

國井 力也(栃木研究所)、菅野 裕(栃木研究所)、岩崎 明裕(栃木研究所)、関谷 重信(栃木研究所)

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