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Technical Review e-Book 論文要旨

腸骨荷重の3軸計測によるサブマリン現象の予兆検出

Honda R&D Technical Review Vol.33 No.1 収録

要旨

前面衝突試験における確認項目の一つである,サブマリン現象について,現象発生の予兆を一度の衝突試験にて検出することができれば,衝突安全性能の開発効率の向上に貢献できると考えられる.そこで,衝突ダミーの腸骨荷重計を3軸化し,腸骨前端部に加わるラップベルト拘束荷重の作用点の位置変化を算出することで,サブマリン現象の予兆とする手法を考案した.結果,サブマリン現象を意図的に発生させた前面衝突スレッド試験において,現象発生よりも手前の時間帯で,腸骨へ加わる荷重の作用点が腸骨前端部から上方へ向けて移動する様子が観察され,サブマリン現象の発生までの予兆を検出できるようになった.

参考文献

(1) 交通事故総合分析センター:交通統計 平成5年版 (1993)
(2) https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/r01kou_haku/zenbun/genkyo/feature/feature_01.html(参照 2020.12.01)
(3) https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/toukeihyo.html(参照2020.08.27)
(4) https://jaf.or.jp/-/media/1/2590/2610/2639/2653/sb2019.pdf(参照 2020.11.03)
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(10) 古川大貴,志賀祐寛,増田光利,山本武司:前突スレッド時の次世代前突ダミーTHOR 5F, 50M 腹部圧力センサの動的応答特性について,自動車技術会2020年秋季大会学術講演会予稿集,No. 20206296 (2020)
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(15) Serra, M., Parera, N.: Study to Detect the Probability of Suffering Submarining, 自動車技術会2019年春季大会学術講演会予稿集, No. 20195100(2019)
(16) Rouhana, S. W., Horsch, J. D., Kroell, C. K.: Assessment of Lap-Shoulder Belt Restraint Performance in Laboratory Testing, SAE Technical Paper, No. 892439(1989)

著者(所属)

前原 一範(先進技術研究所)、伏見 匡洋(本田技研工業株式会社)、有馬 哲寛(本田技研工業株式会社)、伊藤 重雄(本田技研工業株式会社)、三上 秀則(本田技研工業株式会社)

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