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Technical Review e-Book 論文要旨

前後輪回転速度差に基づくAWD駆動力配分の最適化

Honda R&D Technical Review Vol.26 No.1 収録

要旨

前輪駆動ベースの電子制御AWDシステムでは,前後輪回転速度差の発生量に応じて後輪駆動力配分量を増加させることで,前輪の空転を抑えることができる.一方で,駆動力の配分量で車両の旋回特性は変化する.この変化が大きいと操縦性が低下するため,前後輪回転速度差が大きくなる旋回時の影響を考慮した駆動力配分が必要である.
そこで,旋回やタイヤ半径のばらつきによって発生する前後輪回転速度差を理論的に算出し,その値を目標値とする空転抑制制御の構築をおこなった.前後輪回転速度差の発生要因を前輪空転とそれ以外とで切り分けることで,前輪空転による前後輪回転速度差のみ収れんさせることを確認できた.

参考文献

(1) 安部正人:自動車の運動と制御 第二版,山海堂,p.5-47, p.179-187(2003)
(2) 澤瀬薫,後田祐一,三浦隆未:S-AWC(Super All Wheel Control)の核となる左右駆動力移動技術,三菱自動車テクニカルレビュー,No.18, p.18-24(2006)
(3) 澤瀬薫,後田祐一:各種駆動方式における左右トルク移動システムの車両運動性能向上,三菱自動車テクニカルレビュー,No.20, p.16-22(2008)
(4) 國井力也,岩崎明裕,渥美淑弘,森淳:四輪駆動力自在制御システム(SH-AWD)の開発,Honda R&D Technical Review, Vol.16 No.2, p.9-16
(5) 鈴木浩一,大葉充,山本貴史,宅野博:乗用車用電子制御4WDシステムの開発,自動車技術会学術講演会前刷集,No.75-98, p.1-4(1998)
(6) 特開平4-103433
(7) 後藤敦彦,楠川博隆,福永功,水谷諭,飯田典男,福田佳之:FFベース新型電子制御式四輪駆動システムの開発,自動車技術会学術講演会前刷集,No.84-01, p.18-21(2001)
(8) 森工,久米章友,藤川昌道,溝部龍利,沢研司,嶋田克利,河野裕人,麓寿男:アテンザの駆動系,マツダ技報,No.20, p.75-85(2002)
(9) 足立智彦,村瀬健二,吉岡透,益啓純,津山俊明:DSC開発支援用HILSの構築-車両モデルの開発-,自動車技術会学術講演会前刷集,No.5-00, p.13-16(2000)

著者(所属)

大八木 翔一(四輪R&Dセンター)、関 孝幸(四輪R&Dセンター)

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